高気密高断熱の6つのポイント その5

気密性(C値)の確認

気密測定・C値・隙間相当面積・

高気密住宅・気密測定って?

高気密高断熱住宅と言えば壁の中に隠れている断熱材の事ばかりがクローズUPされますが

その断熱と双璧をなす気密性について触れているハウスメーカーは少ないのをご存知ですか?

いくら断熱性が良くても気密性が悪ければ意味がありません。

冷蔵庫も昔は30ミリ程度のウレタンパネルが採用されていて今は真空断熱材が採用されていますが、

冷蔵庫の扉が空いていては中のものは腐ってしまい意味がありません。

それと同じで断熱性だけでなく気密性にも注意が必要なんです。

C値って何?

C値(相当隙間面積)とは

住宅全体の気密性能をあらわす値のこと。延床面積あたりにどれだけの隙間面積があるかを示し、
ゼロに近いほどすき間が少なく、気密性能が高いことを表します。

気密が悪いと・・・隙間から熱もお金も逃げていきます。

冷蔵庫の扉を開けていたら冷気が逃げて行くように

気密性が悪いと窓や玄関ドアを開けていなくても同じ事になります。

H11省エネ基準の気密数値C値5 高気密の最低レベルC値1 気密トップ工務店基準C値0.5

熱が逃げることで損失する電気代としてC値5では年間 81,596円

そしてC値1で年間 15,873円、C値0.5では年間 5,465円

いかに気密性が断熱性と並んで重要な事かお分かり頂けたでしょうか?

さらに 気密性について・・・

上記の表は断熱数値UA値0.45の建物Bが数値で劣るUA値0.56の建物でも

気密数C値2とC値0.5と逆にAの建物の方が良ければ・・・熱損失が逆転します。

つまり断熱レベルがそこそこでも気密性が優っている住宅の方が性能が良い場合もあるのです。


家全体の隙間の量がわかるC値(隙間相当面積)

では今検討しているハウスメーカーのC値がいくらなのか?

勿論カタログに載っている数値はあなたの家のものではなく東京などに有る実験棟で建てた家のもの

でもまだ私の家は建っていないしどうしたらいいのでしょう?

それはこれまで建設した気密数値のデータを見せて貰えばおおよそは予測が付きます。

高気密高断熱住宅を売りにしながら 気密測定をした事がない(実地しない)

ハウスメーカーも存在しますのでご注意ください。

理想は1現場に気密測定を2回行う事です。

ハウスメーカーの中には気密測定をしないで モデルハウス棟で実測した

数値だけ載せて おおよそこのくらいなんて会社も本当にあります。

また真面目に気密測定している会社でも完成時1回のみと言う所がほとんど

できれば気密処理完了時(中間時)で測定し 数値が悪ければ気密補修をして少しでも数値を上げる努力をする会社は真摯に気密施工に向き合っている会社だと思います。

完成時に気密検査を行うだけでは気密施工の確認だけとなり、万一気密施工漏れがあった場合 補修ができません。

人間(職人)が行うことだけに絶対がないので現場管理の仕組みとして取り組んでいる会社だと安心できますよね。


そして電気や設備工事が完了した建物完成後にもう一度測定して建物の気密結果とします。

気密測定にはルールがあります。 各々好き勝手に測定すると いい数字を出す事が出来ます。

建築環境・省エネルギー機構のホームページでは 気密測定技能者の資格を有する者が

従事している会社を調べる事が出来ます。 

ご自分の検討されている会社が 真面目に気密性能に取り組んでいる会社なのか?

ヒントになるかも知れませんね。(^^;) 

 

都道府県別で会社名が出てきます。

全国1700社が登録 大阪で82社 兵庫県で40社の登録があります。

お目当ての住宅会社が登録されているか確認できます。

気密性UPの知識

意外と知られていない気密性UPのポイント

気密数値をUPさせるポイントとして断熱材選びや気密施工と同じくらい重要なアイテムがあるのをご存知ですか?

それは外気に面するサッシなんです。サッシ気密性能だけみると引き違い窓も縦滑り窓も同じ数値ですが、

実は3倍も気密性が違うのです。もちろん引き違い窓の方が隙間が大きいです。

どれだけ気密施工をしても引き違い窓がばかりだと数値が悪くなってしまいます。

あなたの家の計画には引き違い窓ばかりになっていませんか?

縦滑り窓

引き違い窓

ジャロジー

あと絶対使わないで欲しいのはジャロジーと呼ばれる窓

昔の家は浴室や洗面やキッチンなどにつけていましたが、ピッタリしまらないので隙間が大きく

冬は冷気が進入して足元が冷たくて困ると言われたお宅のほとんどがこの窓を採用しています。

いまだに建売住宅などに使われているのを見かけますが、寒くないのか他人事ですが心配になります。

サッシは一度取り付けたら交換するのは外壁をやり変えないといけないので本当に大変なんです。

高気密高断熱の家でなくてもこの窓は付けないようにしてくださいね。後で後悔しますよ。
 

気密性はずっとそのまま?

断熱材が吸水性により経年劣化があるように気密性能もあります。
上記の表から建てた当初から3年・4年と少しずつ数値が落ちていっているのがわかります。

こちらはFPの家がホームページで公表している気密測定の数値です。(毎年測っている)
FPの家の場合の気密の取り方はパネルと柱の隙間にテープで塞いだり

外壁貫通部分にウレタン注入を行い気密を取る方法ですが、経年変化で少しづつ

隙間が大きくなっているのがわかります。 良くなることはありえませんが

数値が極端に下がるようだと大問題ですよね。

他社さんにも一度確認する事をお勧めします。


最後に気密差に関してわかりやすい動画がアップされていましたので

お時間のある方はご覧になってください。

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